日本おっぱい会議

2014年4月23日、第5回 日本おっぱい会議がThe UNにて開催されました。
このおっぱい会議とは、毎月さまざまなゲストをお迎えして、皆様と一緒に乳がんについて考える会議です。
第1回目のおっぱい会議では、聖路加国際病院付属クリニック予防医療センター勤務、斎藤奈津子先生をお迎えして、乳がんの現状と、自己検診の大切さを学び、2回目は、大切な人が乳がんになったら?というテーマで、乳がん経験者であり、美容ジャーナリスト山崎多賀子さんによる体験談、後半は、ランジェリーショップ リュー・ドゥ・リューのオーナー 龍 多美子様より、乳がん患者のためのブラジャーのご紹介をしていただきました。 3回目は、産婦人科女医、宋美玄(ソン・ミヒョン)先生をお迎えし愛し合う事が健康につながるというテーマで男性も参加しての会議を行いました。
4回目は、おっぱい体操の生みの親であるウェルネスライフ研究所所長 神藤多喜子先生をお迎えし、おっぱい体操の実演をしていただきました。
そして5回目は、モデルの園田マイコさんをお迎えし、乳がんの体験について語っていただきました。

2008年に乳がんを発見したときの状況について

私は現在45歳で、この本を出版したときは、40歳でした。5年が経ち、乳がんを見つけたのは、2008年の10月の頃です。

実は、母も乳がんになっているので、どこかで自分にも可能性があるのかな…とは思っていながら、自分はがんになんかならないだろう…と思っていたのが正直なところです。 定期的に、お風呂で、脇の下などを触ってセルフチェックはしていたのですが、ある時、乳房を触っていたら左胸の乳首の下のところにコリっとしたものを発見。固いものが指のハラに感じて、一瞬にして頭が真っ白になりました。

お風呂から出てすぐに、インターネットで、“乳房” “しこり“と検索したら、乳腺症または、乳がんの可能性と出てきたので、まさか・・・とは思いながら、病院でマンモグラフィーとエコ、針を指して細胞を取る検査をしました。

しこりを見つけた時点から怖くて怖くて仕方がなかったのですが、先生からは「95%大丈夫だと思うよ」と言われたので、「あ、良性かもしれない、良かった!安心!」と思って家に帰ったのですが、1週間後の検査結果では、「乳がんですね。悪性です。」と申告されてしまったのです。もう、頭の中が真っ白になり、衝撃が大きすぎて、先生の言葉が遠ざかっていくような状態でした。まるで無声映画をみているような感じ。 さらに、追い打ちをかけるように、全摘をしなくちゃいけないと言われて、 どうしていいか、わからなくて、ぼーっとしていたのですが、病院を出てから、 近くあったベンチに座ったときに、涙が止まらなくて・・・

当時、息子は中学2年生。この現実をどう伝えようかなと悩んでいたのですが、 一人の人間として、息子と向き合っていかなきゃいけない。という思いがあったので、ちゃんと伝えないといけないと決めて息子に話をしたら、 普段の息子とはちょっと様子が違っていて、「ママ、病院に行って先生からがんって言われて…」と話したら、息子がそーっと抱きしめてくれて、「ママ大丈夫だよ。ぼくとパパ(元夫)がサポートしてあげる。さっき男同士の約束をしたから」と。あのときは本当に、家族の存在に非常に助けられました。

気持ちを切り替えて向き合う事を考えるきっかけは

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宣告されて2週間は毎日涙が止まらず、非常に落ちてしまっていたのですが、 同じ乳がん患者で美容ジャーナリストの山崎多賀子(第2回目ゲスト)さんの存在が大きくて、乳がんだと言われて、すぐに山崎さんに連絡をしたのですが、「マイコちゃん、すぐ会おう」と山崎さんが言ってくれて。山崎さんは、8年前に乳がんを経験、抗がん剤、髪も抜けてフルコースの体験をしているのに、そんな山崎さんでも今はちゃんと髪も生えて、前よりもパワフルに仕事も、お酒も、スポーツもされているのを見たら、「あ、私いまはこんなに落ちているけど、山崎さんみたいに復活できるかもしれない!」と感じて、実際、山崎さんに会ったら、元気をもらって帰れたので、経験している先輩方に会って気持ちが前向きに変わりましたね。

私の場合、がんの状況は、ステージ1だったので、いろいろな検査をした結果、全摘をしなければいけないと最初に言われたのですが、がん細胞があった部分だけ摘出する手術をして、温存ということで胸は残してもらうことになったのです。

ただ、温存にすると再発のリスクは高くなるので、術後から、平行して抗がん剤、放射線治療、ハーセプチンを行いました。そして、5年間毎日、1日1錠飲み続けなければいけないホルモン療法も行っています。それぞれに副作用があり、抗がん剤は4回行って、吐き気、味覚障害、白血球が下がったり、 放射線治療に入ると、だるさが出たり、人によっては皮膚がただれてしまったり、ホルモン剤はホットフラッシュ、指のこわばり・しびれ、などが出てしまって、精神的なバランスが崩れたりするので、途中やめたいと思った事は多々ありましたが、ある先生に相談したら、「副作用はお薬が効いてるということだから、発想を変えたらいいんじゃない?」と言われて、頑張ろうと思いました。

実際にお友達や、家族から乳がんになった言われたときにどうアドバイスしたらよい?

普通にしてください。いつもと変わらない自分でいてもらえるほうが、患者さんは楽です。引きこもりがちになるので、調子が良さそうだったら、外に連れ出してランチしない?など声をかけるのもいいと思います。

この病気をして変わった事は?

人にあまえることを覚えました。

今までは何でも自分でやってしまうタイプだったのですが、本当にしんどいときにはそれは出来ないという事が分かったので、誰かに頼むということをすると、皆が親切にやってくれることがとても嬉しくて、ありがたいと感じました。

さらに、日々の事、あたりまえの事をしていることが特別な事なんだな、と気づかされたので、人やもの、日常のすべてに感謝する気持ちが生まれました。
あの時期があったから、今、こうして気持ちが豊かになれたのかなと思いました。

現在はまっていること

現在は、ヨガに行ったり、落語や舞台に行ったり、大好きなお笑いの動画サイトを見て楽しんでいます。笑うことがとても大事!

参加者プレゼント

HAPPY BATON AGAINST 1/14のセットをお土産におわたししました。

HAPPY BATON AGAINST 1/14 set
価格 1,575円 (税込)
・メイド オブ オーガニクス 「DE・ロールオン」 1本
・スマイル タッチ (乳がん自己検診用グローブ) 2枚

今後のイベントの告知は、ホームページ (http://happybaton.com/)Facebook(www.facebook.com/happybatonagainst114)等で随時お知らせしますのでぜひ、チェックしてください。

おっぱい事務局 広報 野島 裕子

ゲストプロフィール

園田 マイコ(そのだ・まいこ)

モデル。「HERS」や「eclat」などの女性誌、広告などで活躍。
2008年に乳がんが発覚。
翌年、乳がんの温存手術を受け、現在もホルモン療法中。
モデル業のかたわら、ピンクリボン活動で全国で講演なども行なっている。